UP ディアパソン No132 オーバーホール ①

今回は松江市内のお客様よりご依頼を頂いたディアパソンNo132のオーバーホールです！

ディアパソンNo132は日本の誇る名工、大橋幡岩氏による設計で、量産体制に入る前の時期に製造された、いわば古き良き時代のピアノです。木材も無垢板を使用し職人が丁寧に作ったピアノです。

ですが、当社に来たディアパソンには大きな問題が！！

山陰地方の湿気にやられたのか、接着剤が切れてあちこちのパーツが外れて楽器としてはとても不安です💦

実はこのピアノはもう修理が終わっていて、持ち主さんからブログにアップして良いと許可を頂いたので、少しずつ修理の様子を上げていきたいと思います♪

修理も終わっているので先にビフォーアフターから⇩

【ビフォー】

カラーはウォールナットの光沢仕上げです

親板は亀裂が入っており手で外れそう

前パネルにも亀裂が！

天板はすでに外れています💦

鍵盤は象牙と黒檀を使用！豪華なピアノです♪

黄色く変色していますしアクションはステック！

ウィペンも外れています！　見たときは大変な修理になるなと感じました～

【アフター】

外装は全塗装の最終仕上げはサテン仕上げ！

こんなに美しくなりました。元の色よりもかなり明るい色合いになっています。

これは、塗装前の下処理の効果

内部のアクションも様々手を入れてます。ハンマーの交換やアクションの整備を行いました。

象牙は漂白して再研磨です

修理の細かいことはこれからアップしていきます