UP ディアパソン No132 オーバーホール ④
ディアパソン No132
今回は鍵盤の修理について書いていこうと思います。
象牙の鍵盤は黄色く変色しているものがほとんどです。これは弾いていくと人間の皮脂や汗が鍵盤に吸着され、それが参加して黄色くなっていきます。
お父さんの白いワイシャツのエリが黄色いのと一緒ですね(笑
二枚象牙なのですが、当時これを貼った職人さんの技術は本当にすごくて、よ~~く見ないと継ぎ目が分かりません!浮きなども有りませんでした。
今回はこれを漂白して再度研磨し、キレイに仕上げていきました。
木口についているのはセルロイドで、アクリル製のものに交換です!
また、鍵盤のキャプスタンボタンを固定している木の台座が接着剤きれで外れていました!手で取れます💦
これも再度接着していきます
あとは、フロントブッシングクロスとバランスブッシングクロスを交換します。
作業前の鍵盤
木口を外していきます。
キャプスタンボタンはずれ!
ブッシングクロスを張り付けています。
鍵盤は一つ一つ研磨していきます!一生懸命、磨ります!
240⇒400⇒800⇒1200⇒2000⇒3000#
ヤスリの番手を徐々に上げて・・・
バフの研磨後はピカピカ🌟
完成!