ボールドウィン オーバーホール 組立完了!
ブログの更新を怠っていましたかが過去の作業内容を投稿します。
預かっていましたボールドウィンのスピネットタイプ
組立が完了しました!!
細かい修正や整調がなかなか大変で時間がかかりましたが、何度か修正を行っていき、組み上げることができました。
↑ アクションを組み入れたところ。
ハンマーは植え替えています。
↑ 鍵盤を組み入れたところ。
↑組立途中の写真
親板(ボディー側面の板)は膠が切れて、板が剥がれ、反りが出ていました。
補強を含めてモールで外枠を装飾しています。
↑ ”BALDWIN”のロゴはもともとなかったのですが、おそらく一度修理をされた際に消されたものだと思われるので、再度表記しました。
とても小さなピアノですが、意外と大きな音を奏でます♬
あとは納品を待つのみです。
ボールドウィン オーバーホール アクション組み立て
ボールドウィン アクション修理
ボールドウィンはドロップアクションと言って、ピアノのサイズを小さくするために、鍵盤より下にアクションが設置されています。
写真のスプリング(針金のようなやつ)は弦を打ったハンマーを戻すために付いているのですが、このピアノはスプリングも特殊です。
ヤマハなどのピアノはそれぞれのアクションに独立してついていますが、これは板にすべてのスプリングが埋め込まれたものを設置しています!
なので、分解するときも最組み立てするときも大変でした💦
スプリング自体も劣化していたので、リン青銅を加工して作成しています。
スプリングをセットする際に使用した工具
慎重に狙いを定めて
完了
少しずつ仕上がってきています。
ボールドウィン オーバーホール 組立開始
調弦が終わり、いよいよ組立を始めます!
でも、ここからが長いんですよね💦
ペダルやキャスターもキレイに研磨してピカピカに✨
サビがすぐに浮かないよう、ウレタンクリアーでコートしました。
鍵盤や鍵盤筬を載せる”棚板”もセットできました。
ダンパーやウイペン、バットをセットするアクションレールも入れました。
このアクションレールはプレームに固定されるのですが、高さを合わせる構造がこのピアノは面白かったです♪
アクションレールの高さを調整するのにチューニングピンが使われていました!
チューニングピンはネジが切られているので、回すと潜り込んでいきますので、高さ調整にはぴったし!
ヤマハなどは専用の金具があるのですが、ボールドウィンはチューニングピンを転用する・・・
アメリカの考えが合理的というかなんというか、アイデアですね♪
面白かったです。
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調弦が終わり、いよいよ組立を始めます!
でも、ここからが長いんですよね💦
ペダルやキャスターもキレイに研磨してピカピカに✨サビがすぐに浮かないよう、ウレタンクリアーでコートしました。
鍵盤や鍵盤筬を載せる”棚板”もセットできました。
ダンパーやウイペン、バットをセットするアクションレールも入れました。
このアクションレールはプレームに固定されるのですが、高さを合わせる構造がこのピアノは面白かったです♪
アクションレールの高さを調整するのにチューニングピンが使われていました!
チューニングピンはネジが切られているので、回すと潜り込んでいきますので、高さ調整にはぴったし!
ヤマハなどは専用の金具があるのですが、ボールドウィンはチューニングピンを転用する・・・
アメリカの考えが合理的というかなんというか、アイデアですね♪
面白かったです。
ボールドウィン オーバーホール 足の金具
前面の足の車輪 付け根です。
この金属製のカセの先に車輪が入りますが、片方が真鍮、片方が銅製でした😳
おそらく誰かがいつかの時点で修理した際に外れたオリジナルのカセの代わりに銅板で作ったようです
左右で色が違ったら違和感なので真鍮板で作り直しです
トンカントンカン板を叩いたり切ったりして、形を作っていきます。
木の部分も潰れていたので、エポキシ接着剤で充填接着して釘で留めました💪🏻