アートピアノ ブログ~art piano’s blog~

ピアノ修理会社の3代目 ピアノ修理やオルガン修理の様子をお伝えします。

ブリュートナー Blüthner グランドピアノ ①

Blüthner 

 

外装修理の依頼を頂いた、ブリュートナーのグランドピアノです♫

こちらは本場ドイツから輸入されてきたピアノで、外装の痛みがあったので当社で外装の塗装を担当します。

ブリュートナーは1853年に創業したドイツのピアノメーカーで、スタンウェイ、ベヒシュタインとベーゼンドルファーとならび、世界四大ピアノと言われているそうです。

特徴としては、ハンマーに叩かれることない4本目の弦が張られており、これは音を共鳴させるためだけにある、アリコートと呼ばれるシステムです。このプリュートナーもアリコート弦を備えています。

 

ざーっと外装を見てみると、化粧板のハゲは、欠け、足の痛みが見られます。

 

このブリュートナーの足の取り付け跡を見ると、もともとは丸足だったのではないかと思われる後を発見!!おそらく、どこかの時点で角足がついて修復されたのではないかと

そのためか、3ボンの足のサイズがバラバラで、極端に細くなっているものもあり、木工で修正をかけています。

見た目も良くなり、これで安全安心です👍🏻