アートピアノ ブログ~art piano’s blog~

ピアノ修理会社の3代目 ピアノ修理やオルガン修理の様子をお伝えします。

ヤマハ, オルガン, 11個ストップ の検索結果:

ヤマハ 5号オルガン 11個ストップ 61鍵 修理

…ンをお届けしました ヤマハの5号 11個ストップで昭和38年ごろの製造です。 今回は内部の修理が主な依頼で、空気袋の張替えや革やフェルトの消耗品交換、リードの調整が主な作業でした。 音を出すのにも袋が穴あきでいきも絶え絶え ストップを開けるためにロッドにつながった革が切れていて音が出ない列があるなどしてましたが、綺麗に修理が完了しました♫ 教会で仕上げの作業はイエス様に見守られながら勧めて集中出来ました 修理前の外装 修理前の内部 汚れやカビがあり、フェルトや革等の消耗品は劣…

ヤマハ オルガン 5号 11個ストップ 「黒帯」 ⑤

オルガン内部の修理をしていきます。内部はほこりやカビで汚れており、革やフェルト等が劣化し、ボロボロに崩れたり虫食いがありました。 風車の革は劣化して剥がれていました。 真ん中に見える棒は”ピットマンシャンク”といい、この棒の上に鍵盤が乗ります。鍵盤を抑えると棒が下がって、下についている”バルブ”を開いて、空気の通り道が空きます。その通り道を通って風がリードを通り、音を鳴らします。 各パーツを分解して消耗したパーツの交換や清掃をしていきます。 音を鳴らすリードは一度抜いて不具合…

ヤマハ オルガン 5号 11個ストップ 「黒帯」 ⑥

長く取り掛かっていた、小倉キリスト教会のオルガン修理が完了しました!! 化粧板が剥がれていた譜面台も化粧板を新たに張り替えました。 美しく仕上がりました。装飾が入っていたので、ここの処理がとても大変でした。 外装はポリエステルで塗装した後に、スチールウールで仕上げる”サテン仕上げ”としました。そこからもうひと手間で、チークオイルをその上から塗ることで、深みのある半つや消しで仕上げています。 写真左側がオイルをひいています。良い艶が出ます。 ストップボタンも磨いて美しく輝きまし…

ヤマハ オルガン 5号 11個ストップ 「黒帯」 ④

塗装をする前に浮いている化粧板を止めていきます。分かりやすく剥がれている化粧板の他に、見えなくても触ってみると剥がれかかっている化粧板が沢山ありました。そこに接着剤を丁寧に流し込んで止める作業を行っています。後々のトラブルを軽減させる効果があります。 元の塗料を落とすとキレイな木肌が出てきました。化粧材は樺材です。 欠けていた黒帯の部分は木をはめて補修します。 元の木はおそらくミズメザクラだとの事です。余談ですミズメザクラは桜では無く、樺の一種だそうです。 分解したパーツ類 …

ヤマハ オルガン 5号 11個ストップ 「黒帯」 ③

少しずつ冬の装いに変わり、寒暖の差が激しくなってまいりましたがお体お変わりないでしょうか。 さて、オルガンの修理の少しずつ進んでまいりました。 先週は取り組んでおりました”空気袋”のラバークロス貼替を行い、完了しました! また、外装の修復と塗装も開始しております。 のラバークロスは”にかわ”で接着されております。にかわは経年劣化で次第に接着力がなくなっていきますが、このオルガンはまだしっかり接着されていました。ラバークロスを剥がして(アイロンで温めるとにかわが緩くなります)、…

ヤマハ オルガン 5号 11個ストップ 「黒帯」 ②

オルガン修理の続きです。 こちらのオルガンは北九州の日本バプテスト小倉キリスト教会がお持ちのオルガンです。こちらの教会は1891年2月11日に伝道を開始してkら、2021年2月に伝道開始130年節目を迎えます。この機を記念して「伝道開始130周年記念事業」の一環でこちらのオルガンを修理して2月14日にコンサート開催するされるそうです♪ オルガンの修理はまず、”上手に分解する”ことから始めます。オルガンのパーツは多岐にわたりますが、そのほとんどがネジで止められており、慎重に分解…

ヤマハ オルガン 11個ストップ 「黒帯」 ①

…り修理依頼が来ましたヤマハ11個ストップのオルガンの修理を開始しました。このモデルは側面に染色された黒い木が帯状に装飾されており、通称”黒帯”と呼ばれているそうです。外装は化粧板の剥がれや塗装の剥げがあり、空気を送る空気袋はラバークロスに穴が空いていました。外装とラバークロスの貼替、内部メカニックの点検と消耗品の交換、調律調整という形で修理を進めていきます♬ブログ Facebookでも情報をお届けしています♬Facebook https://www.facebook.com/…