アートピアノ ブログ~art piano’s blog~

ピアノ修理会社の3代目 ピアノ修理やオルガン修理の様子をお伝えします。

タイガーオルガン 修理 ②

リードオルガンの修理を進めています。

 

分解してみるとタイガーオルガンさん・・・意外と痛みが激しいです💦

 

大まかに列挙すると

・鍵盤の貼替

・リード室の剥がれと”反り”の修正

・空気袋のラバークロス貼替

・ブッシングクロスの貼替

・外装の割れを修正

・リードのメンテナンス

・調律、調整 等

です。

 

一つずつ確実にやっていきます。

 

 

 

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ORGANの音源 リード 真鍮製でここに空気が通って音を発します。ちょっと磨く

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リードの収まるリード室 接着剤のニカワが切れて剥がれています!!本来ここは見えちゃいけない部分💦

普段は響板にくっついています↓ 貼り付け作業中 ダブル万力!!

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鍵盤の裏 キーピンとの摩擦をコントロールするブッシングクロスがすり減っているので交換

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鍵盤が収まる筬(おさ) ピンは磨きます。f:id:artpiano:20200119150259j:plain

鍵盤はマジック跡が! 磨いて消えるかな?

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踏板は張り替えました!

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空気の出入りに関係する空気袋

ラバークロスが劣化で穴が空いていたので新しいものに交換します。これが大変な作業です!

 

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外装はワトコをひいて美しく☆